コンテンツにスキップ

広島大学の学生が講習センター『木鶏の杜』を見学 ― 技能実習生との交流を通じて多文化共生を学ぶ ―




2025年7月17日、広島大学の学生の皆さんが、
授業(教育学部授業『多文化社会の教育』担当教員:Chang Chih-Hao先生、櫻井里穂先生、桑山尚司先生)の一環として、
当組合の国内講習センター「木鶏の杜」を見学されました。

本見学は「多様な文化や価値観に触れる教育」の一環として企画されたもので、
日本で働く外国人技能実習生の講習風景を通じて、異文化理解と共生について学ぶことを目的としています。

当日は、施設の概要説明と館内のご案内の後、
介護分野・製造分野の2チームに分かれて、技能実習生の講習の様子をご覧いただきました。

その後、実習生との交流の時間も設け、学生の皆さんと実習生の間で活発な対話が交わされました。
最初は緊張していた学生の皆さんも次第に打ち解け、自発的に質問をされる姿が印象的でした。
実習生たちも辞書を使いながら一生懸命応じており、言葉の壁を越えた温かな交流のひとときとなりました。

また、宗教や文化に関する率直なご質問も多く寄せられ、
国際理解を深めるうえで大変意義のある時間となったと感じております。
学生の皆さんが実習生の背景や価値観に関心を持ち、対話を通じて理解を深めようとされる姿勢に、私たちも大いに刺激を受けました。

見学後には、広島大学の先生より
「学生たちが口をそろえて『来てよかった』と話していました」 との丁寧なお言葉をいただき、たいへん嬉しく思っております。

今後も、当組合では教育機関との連携を通じて、
日本人と外国人がともに暮らす共生社会の実現に向けた取り組みを積極的に進めてまいります。

異なる背景を持つ人同士が直接出会い、対話を通じて相互理解と尊重の輪を育むことで、
地域全体に温かなつながりが広がっていくことを願っております。