Technical Intern Training Program 外国人技能実習制度
介護職種
2020年には介護職種の技能実習生の受入れを行う監理団体として認可を取得。技能実習をスムーズかつ効果的に実施するために必要なコミュニケーション能力に特に重点を置き、送出し機関と連携した、心が伝わる介護技能を養成しています。
私たちは
心が伝わる介護技能を
養成しています。
「介護」に対応できる知識とコミュニケーション能力の育成
介護職に必要な日本語能力を養成
入国時に望ましい要件として、日本語能力試験のN3(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することが出来る)か、またN4(基本的な日本語を理解することができる )が設定されています。現地教育機関では、日本における介護職に関する知識や心構えを教育するのと同時に、N3を目指しての日本語教育を行い、日本において活躍できる人財の育成を行っています。
現地の介護人財が、日本語と日本の介護を学ぶ
現地の教育機関で日本語教育を受けるのは、介護専門学校の卒業生や介護施設従事者など、介護について基礎知識や経験がある候補生たちです。これは、技能実習生は、自国において①介護施設や居宅での高齢者又は障害者の日常生活の世話、機能訓練などの従事した経験、②看護課程を修了又は看護師資格、③外国政府による介護士認定などの資格を持っている のいずれかを満たさなくてはならないという要件によるものです。
ミャンマー 看護介護学校での実習風景
(動画提供 Success Creator Services Co.,ltd)
専用研修施設での徹底したコミュニケーション教育
TECSの専用宿泊型研修施設「木鶏の社研修センター」では、技能実習生への入国後講習を実施。現地で学んだ日本語をベースに、様々な状況を設定したロールプレイングを行いながら、より実際の介護の現場に即した、生きた日本語を身につけます。さらに、宿泊型研修施設の特性を活かし、言葉だけでは伝わらない日本独自の文化や所作についても、介護職に必要となる能力の一環として教育を行っています。
知識と技術を学ぶ 介護導入講習
入国後講習では、日本語に加え、介護を支える考え方、介護の仕事に必要な知識と技術を学ぶ「介護導入講習」も行います。からだの仕組みについての理解や、移動・食事・排泄における介助の留意点など、技能実習生がスムーズに介護の現場で働くことが出来るよう、専門的かつ具体的な介護技術を学びます。
入国後講習の教育内容と時間数について
介護においては、基本的には、技能実習制度本体の仕組みによるが、日本語と介護導入講習については、以下の内容によることとする。(入国前講習を行った場合には、内容に応じて時間数を省略できる。)
科目※ | 時間数 |
---|---|
240 | |
介護導入講習【詳細は②】 | 42 |
法的保護等に必要な情報 | 8 ※1 |
生活一般 | ー |
総時間数 | 320 ※1 |
(※1)技能実習制度本体上定められているもの。総時間数については、第1号技能実習の予定
時間全体の1/6(入国前講習を受けた場合は1/12)以上とされている。(320時間については目安として記載。)
科目 | 時間数※2 |
---|---|
総合日本語 | 100(90) |
聴解 | 6(5) |
読解 | 27(24) |
文字 | 7(6) |
発音 | 27(24) |
会話 | 6(5) |
介護の日本語 | 40(36) |
合計 | 240 |
(※2)日本語科目の各教育内容の時間数については上記を標準として、設定。()内に記載した時間数が最低限の時間数として求められる。
教育内容 | 教育内容に含まれるべき事項 | 時間数 |
---|---|---|
介護の基本Ⅰ | 介護職の役割、介護職の職業倫理、介護における安全の確保とリスクマネジメント、介護職の安全、介護過程、介護における尊厳の保持・自立支援 | 6 |
介護の基本Ⅱ | からだのしくみの理解、介護を必要とする人の理解(老化の理解、認知症の理解、障害の理解) | 6 |
コミュニケーション技術 | コミュニケーションの意義と目的、コミュニケーションの基本的技法、形態別コミュニケーション | 6 |
移動の介護 | 移動の意義と目的、基本的な移動の介護(体位変換、移動(歩行、車いす移動等))、移動介助の留意点と事故予防 | 6 |
食事の介護 | 食事の意義と目的、基本的な食事の介護、食事介助の留意点と事故予防 | 6 |
排泄の介護 | 身じたくの意義と目的、基本的な着脱の介護、着脱介助の留意点と事故予防 | 6 |
衣服の着脱の介護 | 介護職の役割、介護職の職業倫理、介護における安全の確保とリスクマネジメント、介護職の安全、介護過程、介護における尊厳の保持・自立支援 | 6 |
入浴・身体の清潔の介護 | 入浴・身体の清潔の意義と目的、基本的な入浴の介護(特殊浴槽、チェアー浴、一般浴槽等)、入浴以外の身体清潔の方法(足浴・手浴、身体清拭)、褥瘡の予防、入浴・ 身体清潔の介助の留意点と事故予防 | 6 |
合計 | 42 |
② 介護導入講習
教育内容に含まれるべき事項
介護職の役割、介護職の職業倫理、介護における安全の確保とリスクマネジメント、介護職の安全、介護過程、介護における尊厳の保持・自立支援
からだのしくみの理解、介護を必要とする人の理解(老化の理解、認知症の理解、障害の理解)
コミュニケーションの意義と目的、コミュニケーションの基本的技法、形態別コミュニケーション
移動の意義と目的、基本的な移動の介護(体位変換、移動(歩行、車いす移動等))、移動介助の留意点と事故予防
食事の意義と目的、基本的な食事の介護、食事介助の留意点と事故予防
身じたくの意義と目的、基本的な着脱の介護、着脱介助の留意点と事故予防
介護職の役割、介護職の職業倫理、介護における安全の確保とリスクマネジメント、介護職の安全、介護過程、介護における尊厳の保持・自立支援
入浴・身体の清潔の意義と目的、基本的な入浴の介護(特殊浴槽、チェアー浴、一般浴槽等)、入浴以外の身体清潔の方法(足浴・手浴、身体清拭)、褥瘡の予防、入浴・ 身体清潔の介助の留意点と事故予防
N3程度以上を有する技能実習生については、①日本語のうちの「発音」「会話」「作文」「介護の日本語」について合計で80時間以上の受講を要件とする。各教育内容の時間数については、上記と同様。
介護の日本語 講習内容 例
排泄に関係することば
介護の声かけ(みじたく)
体位変換
介護の声かけ(報告・連絡・相談)
介護技能実習評価試験
技能実習⽣は技能実習開始後、⽇常的に接している利⽤者への介護業務を評価するため、技能実習の期間に応じて「初級」「専⾨級」「上級」の介護技能実習評価試験を受験・合格することが義務付けられています。